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#005 新しいものを作る意味 | KENTO HASHIGUCHI

色々考えることがあり今年は文章でも発信して行けたら良いなと思いつつも重い腰が上がらず20日ほど経ってしました。


今年は2週間に1回程度更新したいなと思ってスケジュール帳アプリには2週間おきにエッセイのタスクが表示されています。


と言いつつも実は、去年12月からその繰り返し設定はしていて、表示はされているのですが、すでに2回無視しています。


書くことで自分の芯の部分を再確認できる気がするので頑張りたいところです。


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なぜ新しいものを作るのか。


日常にはすでに無数のバッグが存在していて、私たちは全くもって「バッグ不足」には陥っていない。


特に近年では、人間の活動における環境への配慮が注目を集めている中で、


このような世の中であえて新しいものを生み出す意味は考えなければならないと感じている。


何も考えず、ペンギンたちの住処が失われたりすることに加担するのはできるだけ避けたい。



バッグを作り始めて6年ほどになるけど、自分の中の新しいものを作るハードルは年々高くなっているように感じている。


トートバッグも、ハンドバッグも、バックパックも大体のものは1型以上はすでにあり、


今トートバッグの新しい型がなぜ必要なのか。


新作を考える際にはいつも悶々と考える羽目になる。


できる限り必要なものだけ作っていたいという気持ちが強い。


社会的にも、自分的にも新しいものを作るハードルは上がっていると感じる。




なぜ新しいものを作るのか。


「事業規模を大きくしたい」とか「売上を上げるため」という理由が最も仕様もなくて、制作における創造性に全くかける。


作家としてこれだけは避けたい。


生きていくためにお金が必要なのはもちろんだが、食べるために制作するのは違うだろう。


制作をして→食べていける、が望ましい。


世の中にこれだけのものが溢れているなら尚更。


これは自戒の念も込めて。未来の自分へ。



なぜ新しいものを作る必要があるのか


正直、これに対するちゃんとした答えはまだ持てていない。


もしかすると必要ないのかもしれないと考える時もある。


作るものは最低限が良いとは感じている。



今は、作りたいと思うものがあり、これなら良いだろうと判断したものを出している。


無駄なものや仕様もないものは出さないようにしている。


純粋無垢な気持ちものづくりをし、「こんなのどうですか」と言う自分と、


それを俯瞰で「世の中に出す必要があるのか」問いかける自分がいる。


審査を経て「これなら出しても良いだろう」と判断されたものが出る。


その判断基準は、新しさや創造性、持続可能性など色々あると思う。


審査は年々厳しさを増しているは間違いない。



そのできたものは共有し、欲しいと言ってくれる人に販売する。


無理に販売量を増やそうとしない。が、必要な人にちゃんと届ける努力はする。


色々考えた結果世の中に新しく出したものにはそういう意識が必要だと感じている。



2021.1.20

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販売に関するお知らせなどの受け取りは以下より

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