KENTO HASHIGUCHI代表の橋口です。
この度以下の定番作品の生産と販売を終了することを決定いたしましたのでお知らせいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
[生産・販売が終了となる定番作品]
・pudgy big 全色
・pudgy 全色
・pudgy mini 全色
・randsel 全色
[作品ごとによる生産・販売が終了となる時期]
・pudgy big
最終の生産を終了済み。現在の在庫が無くなり次第販売終了。
・pudgy
2019年9月1日〜9月30日に行う展示会やオンライン予約会で受け付けた数を目安に、最終の生産。その後在庫がなくなり次第販売終了。
・pudgy mini
最終の生産を終了済み。現在の在庫が無くなり次第販売終了。
・randsel
最終の生産を終了済み。現在の在庫が無くなり次第販売終了。
※9月に東名阪販売会を行う予定ですが、それまでに在庫がなくなってしまう可能性もありますので予めご了承くださいませ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
[今回の一部定番作品の販売終了について]
今回、ブランド立ち上げ当時から皆様にご愛嬌頂いてきました、以上の4作品「pudgy big, pudgy, pudgy mini, randsel」の生産・販売を終了することにいたしました。また同じものを買い直したい、いつか手に入れたいと考えていてくださっていた皆様へは残念なお知らせとなってしまい大変申し訳ございません。
今回この作品たちの生産・販売の終了を決定しました理由としては、橋口自身がブランドとしてもう一度再出発させたいという気持ちが大きくなってきたことが一番の要因です。
このpudgyシリーズとrandselは現在のブランド名「KENTO HASHIGUCHI」に名前になる前の「gimmick」時代からある作品になります。僕が学生でまだ鞄をハンドメイド作家として作り始めた頃です。
「randsel」は僕がバッグデザイナーになるきっかけとなった鞄になります。大学3年生の夏休みに「欲しいリュックが見つからないから自分用にバッグを作ってみよう」と思い、当時何もバッグの知識がない状態で、本屋でハンドメイド向けのバッグの作り方の本を買って勉強し、実家にあった22年(当時の僕と同い年)もののミシンを引っ張り出してきて見よう見まね、試行錯誤しながら作り上げたのがこの「randsel」です。そして完成したrandselをtwitterに投稿したところ、「めっちゃ良い」「欲しい」という声をいただき、このrandselを5つ限定で販売してみたのが、現在のバッグデザイナーになったきっかけになります。
「pudgy big」はそのrandselを作った次に製作した2作品目です。コンセプトは「たくさん入れれば入れすほど可愛くなるバッグ」です。このpudgy bigは当時の彼女(現在の妻)のためにデザインしたバッグで、可愛いフォルムが特徴ですが、最初の製作から1年経ったぐらいでリュックだけではなく、ショルダーバッグとしても使用できるように改良し、ユニセックスの洋服を良く着る男性からもたくさんご愛用いただいて参りました。その後ポシェットバージョンの「pudgy」や「pudgy mini」を製作し、用途に合わせてご愛用いただいて参りました。
そんなどちらのシリーズも思い入れ深く、今でも定番作品として高い人気を誇る作品ではあるのですが、ここ数ヶ月自分自身もう一度ブランドを作り直したいという思いが強くなってきました。正直、どこかこの最初の2作品に依存してしまってる自分がいたように感じます。はじめにrandselを完成させてから4年の月日が経ちました。僕の趣味趣向も徐々に変化してきており、今後作っていきたいバッグ、魅せていきたいブランドとしてのあり方も徐々に変わってきていました。なので、ここで一度過去への依存から断ち切り、ブランドを再スタートを切らさせていただこうと決心しました。
もちろん、このpudgy big, pudgy, pudgy mini, randselが僕の作品から消えるわけではありません。ブランドとしての歩みとして今後も深く刻まれます。この作品たちへは「ありがとう」の気持ちを伝え、前を向いて歩んでいきたいと思います。
なお、今回生産・販売終了となる作品のアフターケアなどは変わらず続けていきますので、安心してご注文いただければと思います。
では、残り少ない期間となりますが、最高の相棒としてこの鞄たちが皆様の元に渡ることを願っています。今後とも「KENTO HASHIGUCHI」のバッグとブランド共々を何卒よろしくお願い致します。