
KENTO HASHIGUCHIがバッグデザインの新しい可能性を模索する実験的制作のライン「COLLECTION LINE」におけるFOLDシリーズを紹介します。
-FOLD-
FOLDシリーズは、2020-21秋冬コレクションにて展開されたラインです。デザイナーの橋口が立体折り紙から着想し、「折り(-FOLD-)」をテーマにしています。

素材は国産品の牛革(オイルレザー)を使用。
レザーの裏面を彫刻刀で掘ることによって、縫い合わせでは不可能な折りの独特なシルエットを表現しています。
縫い合わせは最低限に抑えるため、ほぼ1枚のパターンから制作されています。

FOLDシリーズは16作品のラインナップとなっております。どの作品も彫刻刀で掘られているため、曲線、直線美がシンプルなバッグを個性的に際立たせています。
全作品紹介
-FOLD- crystal

結晶をイメージで制作したハンドバッグ。

彫刻刀の彫りは直線でエッジが効いています。
白黒2色展開。

独特なフォルムのバッグの高さと、同程度の持ち手の長さが特徴的です。
底面は五角形で、下から少し広がり、上に向かって小さくなっていくデザインです。

背面にはファスナーがついています。ファスナーが前面に出ていることも、シンプルさだけでなく個性を際立たせています。

サイズは幅15センチ、高さ19センチで、重さが140グラムと非常に軽量ですが、iphoneXサイズのスマートフォンや小ぶりな財布などが収納可能です。
-FOLD- twist

底面から上面にかけて45度捻れさせたデザインのハンドバッグ 。

底面より上面の四角形の方が大きく設計しているため、正面から見たときのシルエットが洗練されています。
白黒2色展開。
ファスナーはサイドの面に対してついているのでサイド面と一緒に捻れているのも特徴的です。
底面には底鋲がついているため、底面が上面より小さくても安定しています。

容量はFOLDシリーズのハンドバッグ(crystal)に比べて、一番。
なお、スマートフォンやコインケースなど、比較的小さなものが収納可能です。
-FOLD- square

立方体のような形で、持ち手のつなぎ目にある銀色のボタンが特徴的なハンドバッグ。

立方体の角を両サイドカーブ状に掘ることによって、スクエアの形状に丸みのあるシルエットが現れ、シンプルながら特徴のあるデザインに仕上がっています。
白黒2色展開。
両開きのファスナー がサイドの一番下まで開くようになっているため、物の出し入れもしやすく設計しています。
また底面には底鋲がついているため、お気軽に地面に置くことが可能です。

コンパクトながら厚みがあるので、容量も申し分なくお出かけにちょうど良いサイズ感です。
-FOLD- square sholder

立方体のような形が特徴的なショルダーバッグ。
立方体の角を両サイドカーブ状に掘ることによって、スクエアの形状に丸みのあるシルエットが現れ、シンプルながら特徴のあるデザインに仕上がっています。